燻製の種類: 熱燻・温燻がおすすめ
鯖は柔らかさを保つため、中程度の間接熱を使用します。
鯖の大きさによって燻製時間は異なりますが、通常は30分〜45分程度が目安です。
材料▼
- 鯖の切り身
- 五香粉(台湾風スパイスブレンド)
- 塩
- 砂糖
- シナモンスティックやスターアニス(任意)
手順▼
① 鯖の下ごしらえ
鯖の切り身に塩と砂糖を薄くまぶし、冷蔵庫で30分ほど寝かせます。その後、水洗いして水気をしっかり拭き取ります。
② 五香粉のマリネ
五香粉を使って鯖をマリネします。適量の五香粉を全体に均一にまぶし、数時間冷蔵庫で香りをなじませます。
③ 燻製器の準備
燻製器を温燻設定にし、燻製チップを選んで用意します。シナモンスティックやスターアニスを燻製チップに混ぜると台湾風の香りが引き立ちます。
④ 鯖の燻製
鯖をグリルの網に載せ、燻製器の中に置きます。中程度の間接熱で燻製し、通常30分〜45分程度かけて香りを付けます。
⑤ 台湾風風味の追加
燻製が終わったら、五香粉を少しまぶして表面を仕上げます。また、燻製中に混ぜたシナモンスティックやスターアニスを取り除くことも忘れずに。
⑥ 台湾風アレンジの提供
台湾の伝統的なソースや調味料、例えば豆板醤(辣豆瓣醤)や甜麺醤(甜麺醬)を添えて提供します。お好みで酸味をプラスするためにライムやレモンを添えても良いでしょう。
※燻製後、火の通りをご確認ください。火の通りが悪い場合は燻製時間を増やす等
加熱を行なってください。
【POINT】
より燻製を美味しく楽しむための一手間
燻製の手順の中にもある「燻製チップを水にさらす」
この工程は、抜かしていただいても問題はないのですが、燻製を行う際の煙の均一具合などに影響がありより燻製をお楽しみいただける一手間としてKIWAMIYA亭では、ご提案しております。
燻製チップを湿らす手順は、以下の通りです。
燻製チップを水に含ませる方法
1.チップの用意チップを小さなボウルや容器に入れます。
2. チップを入れた容器にチップが水に浸る程度の量の水を追加
3.チップが水を浸透させる時間は、通常15分から30分程度
4. チップが十分に水分を吸収したら、余分な水を排除します。手でチップを軽く絞ったり、水気を取り除くためにペーパータオルで拭く
《 鯖の燻製におすすめ燻製チップ 》
ヒッコリーウッド
ナッツのような香りが鯖の風味と調和し、深いスモーキーさを提供します。
アップルウッド
フルーティーな香りが鯖に爽やかさを加え、バランスの取れた風味を提供します。
チェリーウッド
甘い香りが鯖に優しいアクセントを与え、ほんのりスモーキーさを楽しめます。
《 鯖の燻製におすすめ茶葉》
凍頂烏龍茶
台湾で最も有名な烏龍茶の一つで、花の香りや蜜のような甘さが特徴です。燻製鯖に華やかな香りを加えます
東方美人茶
東方美人茶は、爽やかなジャスミンの香りがあり、燻製鯖にフローラルな風味を提供します。
高山茶(高山烏龍)
高山茶は台湾の高山地域で育てられ、高地の気候が与える風味があります。豊かな香りと滑らかな味わいがあり、鯖の燻製に深い風味をもたらします。
東方美人茶(東方美人烏龍)
東方美人茶には、甘いジャスミンの花の香りと柑橘系の風味があります